■旅日誌
[2017/12] 貨物線を行くツアー(その1)
(記:2018/9/24)
(記:2018/9/24)
久々に企画ものに参加してきましたが、今回はクラブツーリズムの貨物線の旅。数年前にびゅう商品で何回か同じようなものに参加したことがあり、初物は1ヶ所だけでしたが、リゾートエクスプレス「ゆう」での1日乗りっぱなしをしてきました。
※下線部をクリックすると写真が表示されます
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日帰り
前振りの通り、数年前にもびゅう商品で貨物線の旅に参加したことがあったが(そのときの旅日誌はこちらとこちら)今回はクラブツーリズムの企画ものに参加。久々の貨物線の旅となる。今年の夏、この企画が売り出されたときはキャンセル待ちが600くらいあったとかで、まさにニッチを狙った企画ともいえる。その後も何回か回を重ね人気のコースになったのだとか。多少お値段は張るものの、客層(?)を考えると妥当なところだろうか。で、今回はリゾートエクスプレス「ゆう」が使用されるということで、思い切って申し込んでみた。
今回のコースをざっと書いてみると、池袋から山手貨物線を経由して大崎からりんかい線へ入り、新木場で京葉線へ渡り誉田で折り返し、その後、総武線で新小岩まで行き、新金線を経由して松戸へ、再び折り返して常磐貨物線から田端操へ、長時間停車ののち再び山手貨物線から東海道貨物線へ入り逗子で折り返し、最後に根岸線へ渡り高島貨物線を抜け東海道貨物線で品川、、、およそ7時間の行程になっている。ちなみに新木場のりんかい線から京葉線への渡りが今回が初乗だった。
今回の出発地は池袋で、埼京線、湘南新宿ラインの合間を縫って、リゾートエクスプレス「ゆう」が入線、慌ただしく乗りこみ列車は出発。無停車で新宿を通過し渋谷、大崎を経由してりんかい線に入る。こんな列車がりんかい線の地下路線を走りのも異様な光景でもあり、駅で待ってる人の表情を見るのも楽しいものだ。新木場で乗務員の交代と信号待ちのため少々停車、まさに普段は通らない渡り線をギシギシと車輪の音を軋ませながら列車はゆっくりと進む。京葉線に入り眺望が開けてきたものの、この先外房線でダイヤ乱れがあるとのこと。土休日とはいえ、都会の路線に無理して引いたダイヤなので、ご苦労なことだと思うが、何とか誉田折り返しのスジを通してくれるらしい。何とも、JR東日本の全面協力があってのことだなと、あらためて感謝したくなった。
新金線は何度か通ったことがあったが、乗客を乗せたジョイフルトレインでここを通過できるといのは滅多にない機会であり、キョロキョロしてるうちにあっけなく通り抜けてしまった。松戸で折り返して田端操で長時間停車となり、何となくお昼のタイミングだったのでお弁当をいただく。何時間も列車に閉じ込められるというのも、興味のない人にとっては苦痛でしかないと思うが、こうしてお座敷列車でまったり過ごすのがこの旅の醍醐味(?)であって、待たされる時間もまた楽しみのひとつと言っていいのかもしれない。そんなわけで、外房線の遅れは無事に吸収された形で田端操を出発する。
出発地だった池袋を通過し、今度は東海道貨物線を南下、ここは普段からよく通るルートなので、こうしてイベント列車で通過するというのも何だか妙な気がする。鶴見を通過し最後は横須賀線に戻って逗子まで行ったところで今日最後の折り返し、大船では最近定期列車で使われることのない渡り線を通って根岸線に入る。この路線には優等列車が走ることがないので、列車はゆっくりとしたペースで先へ進み、桜木町を過ぎたところで高島貨物線に入る。何となく記憶にあった雰囲気とちょっと違った印象を受けたが、ここもあっけなく通過、ふたたび鶴見を経由して東海道貨物線で最終目的地である品川へ戻ってきた。485系のジョイフルトレインもそろそろ引退では?なんて噂も聞こえてきているが、リゾートエクスプレス「ゆう」の前時代的な走りがまた何とも心地よかったように思う。これだけでも貴重な機会だったかも…。