■旅日誌
[2025/7] 気軽な列車旅~WEST EXPRESS 銀河
(記:2026/1/16)
(記:2026/1/16)
「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」をコンセプトとして、JR西日本で運行が開始されたWEST EXPRESS 銀河。人気が高くチケットが取りづらい列車でしたが、今回は山陽コースの上り列車に乗車。運よくファーストシートを利用することができました。
※下線部をクリックすると写真が表示されます
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1日目
クルーズトレインとは違って、「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに気軽に鉄道の旅を楽しめる列車としてJR西日本があらたに運行を開始したWEST EXPRESS 銀河。京都を起点に、主に山陰方面、山陽方面、紀南方面の3コースでJR西日本の各所を結ぶ。列車名に付けられた愛称「銀河」と言えば、かつて東京と大阪を結んでいた寝台急行が思い出されるが、WEST EXPRESS 銀河はかつて関西圏の新快速などに使用された117系を種車に改造されたもの。同時期に製造された東の185系が完全引退した一方で、西ではこういった使われ方をされるのも興味深いところだ。
10時打ちしても取りづらいと言われてる列車だが、キャンセル待ち狙いで時折チェックを入れてると、狙っていた日付でリクライニング席の空きが出たのでとりあえず仮押さえ、その後も窓側席に出た空きに変更したりと様子見を続けていた。そうこうして出発直前になって偶然にもファーストシートで残席1を発見、すかさずゲット。肝心の列車もそうだが、前後の足も決めておく必要があり、翌日の午後は東京での用事が控えているので、帰りは京都から新幹線で確定。一方出発は下関を夕方発ということで、新幹線でもよかったのだが、空路、北九州か山口宇部を見てみると、連休初日ということもあって運賃が予想以上に跳ね上がっている。う~ん、ちょっと遠いが福岡に目を向けるとやはり連休価格で通常の倍以上になっている。どうせ福岡なら成田からLCCでいいか…ということで前出キーワードにもある「カジュアル」にならって、GK便を予約する。こちらも少々お高かったが、羽田便よりも半額以下に抑えられたのでとりあえずこれでよしとしよう。
予約したGK511便は午後発なので、少し余裕を見て成田へ向かう。なぜか船橋で京成に乗り継いでいこうとすると、横で総武線快速がトラブって一時出発を見合わせていた。途中、先日やって来た歴博を横目に空港第二ビル駅で下車。ジェットスターを利用するのはいつ以来だろうか、リニューアルされたと聞いていたカードラウンジに少しだけ立ち寄り、こちらも新しくなった連絡通路を通ってT3へ向かう。さくっとセキュリティ・チェックを抜けて搭乗口へ向かうと、初号機JA01JJの姿が見える。今日はこいつかなと思いきや、隣の搭乗口へやって来たのは違和感ある塗装のA321LR、3機あるのうちの3番目JA28LRだった。久々のT3サテライトはコロナ前の下地島以来だから5年振りといったところ、荷物チェックが厳格化されていた。気掛かりだった遅延もなくドアクローズ、ずらっと並んだ座席はほぼ満席だったが、このシートピッチで海外4時間は正直きつきかな…。かれこれ15分くらい16Rまでのタキシング時間が成田らしいなと思いつつ、福岡へ向けて一路西を目指す。
福岡は何度も飛んだことがあるので大体の航路は分かってるつもりだったが、関門海峡の手前あたりでどこを飛んでるのかだんだん分からなくなってくる。いい加減、玄界灘の上空を進んで左旋回すると、呼子と思しき景色が右下手に見えていた。さらに長い時間かけて南下したあと、180度方向を変えて福岡空港へタッチダウン。機内アナウンスによると、やはり直前にランチェン指示があったらしくいつもより大回りして福岡へ降り立ったとのこと。さぁ、あまり時間的余裕は見てなかったので博多駅へ急ぎ、列車旅に切り替える。当初、在来線を乗り継いで門司まで行くつもりだったが、500系こだまにタイミングが合いそうだったので、こだま864号を捕まえる。先日、おそらく最後の全検だろうと伝えられていたV8編成に乗車、500系に乗るのもこれが最後かな、、、連続するトンネルの合間からちらっと見えた虹を眺めつつ、そんなことを考えていた。ひと区間だけ乗車した後、小倉駅でこだま864号を見送り、在来線で関門トンネルを抜けていく。そういえば、会社の垣根を越えてE501系の転属話が出ていたが、この415系も引退が近いのかもしれない。
下関駅に降り立ったのも久しぶりのことだった。その昔、夜行列車の乗り継ぎで途中下車した頃の面影はなく、駅近くのスーパーで今夜と明朝の食料を調達する。続いてそこらをウロウロしていると、目的の列車が車庫から回送されてきたので、列車が入線するところを少し離れたところから見届け、あらためて駅構内へ再入場する。さてと、、、瑠璃光色カラーを纏い、ノスタルジックな佇まいの列車に乗車、ざっと車内の様子を確認してから、今晩お世話になる座席へ着く。ファーストシートはA寝台のように2席占有した配置になっていて、座席の背を倒すとフルフラットベッドのような形になる。さらにリネン類として、シーツと枕替わりのクッションも用意されていて、これで普通グリーン席の扱いとは何ともありがたい。廊下側の仕切りはレースのカーテンだけだったが、1号車に入れるのはグリーン指定券を持った人に限られるので、意外と落ち着いていられそうだ。
列車は定刻で下関を出発、一路京都へ向けて淡々と夜の山陽路を進んでいく。柳井駅で後続の貨物列車に道を譲り、岩国駅でも少し長めの停車があったが、下り列車のような駅のおもてなしはなく、逆に夜汽車の雰囲気を味わうにはこちらの方がよいとの声をあるとか…。結局、広島まではなんとなく記憶があったが、セノハチに差し掛かる前に寝落ちしていた。MT54の爆音モーターがうるさいと指摘する人もいるらしいが、1号車と6号車は「クロ」なので、トンネル走行時にかすかに聞こえるくらいだった。もっとも、あのモーターが真下にあったとしても、子守唄にしていたに違いないのだが…。
2日目
そんなこんなですっかり爆睡してしまい、次に気が付いたのは大久保駅で運転停車しているところだった。この時期の夜明けは早く、あたりも明るくなりかけていた。朝日が差し込む中、明石海峡大橋を右手に列車は順調に進んでいく。JR西日本ご自慢のアーバンネットワークに差し掛かり、神戸、三ノ宮、大阪、新大阪と順に停車、かつての新快速のような走りを見せつけ、やがて終点の京都へ到着。今回は運よくファーストシートが取れてしまのだが、次はリクライニング席を利用してみたいと思う。
宮原へ回送される列車を見送ったあと、すぐに新幹線ホームに向かう。朝一で京都に来れたのでどこか観光でもしたかったが、午後は外せない予定が入っていたので、そのまま戻ることにしている。三連休といってもまだ早いし時間帯だし、列車を特定せずのぞみの自由席も考えたが、念のため指定は取っていた。といっても折角なので、豊橋停車の速達タイプのひかり638号に乗車して、どんな様子なのか見ておこうと思う。京都出発時はガラガラだったが、米原、岐阜羽島でほぼ満席になる。なるほど、列車によって大きな特徴があるのだなとあらためて認識する。その後も列車は順調に進み、定刻で東京駅に到着。降りてから気が付いたのだが、乗車していたのはJ20編成、大阪・関西万博ラッピング新幹線だった。










