■旅日誌
[2019/10] 超弾丸でめぐる下地島~宮古島
(記:2021/5/4)
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久しぶりの気合を入れての島旅でしたが、超弾丸での日帰り強行軍です。目的地は下地島と宮古島でしたが、沖縄本島まで立ち寄りました。波乱の出だしに怒涛の24時間旅でしたが、本音を言えばもっとのんびりしたいところでしたかね。
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 日帰り
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
GK323、下地島空港、宮古空港、JTA560、ゆいレール、てだこ浦西、MM508
先日の台風19号に引き続き千葉県では記録的な大雨に見舞われ、大きな被害が出ていた。出発する前は仕事しながら千葉駅が冠水してたなんてニュースを聞いてたが、そのときは大変だなぁ~くらいにしか思っていなかった。不安を覚えつつも、いつものように無理に予約を入れてあったので、あとは運まかせで仕事を片付け、どうにか遠出に備えることにした。今回も超弾丸と銘打って日帰り強行軍なわけだが、早朝成田出発なので、前の日にうちに家を出ることにする。以前にも、大崎から終電後の高速バスに乗ったことがあったが、バスに間に合わないリスクを考え今日は自分の車で行くことにしていた。本音を言えば前泊が一番楽なんだけど、結果的にこの方法にしたことが功を奏することになる。
Jetstar・GK323便・下地島行き
結局、出発できたのは日付が変わった後で、成田で朝まで体を休める段取りとしたが、東関道に入ると悪夢のような表示が…。「災害のため佐倉-富里通行止め」佐倉って成田の手前じゃないか!?佐倉出口で渋滞60分、成田空港までの所要時間は横線赤表示。当然路線バスも運休。あと40分もすれば空港に到着するつもりでいたが、一気に眠気が覚める。渋滞60分ということは佐倉ICまで行っちゃうときっと身動きがとれなくなると考え、手前の四街道で下りることにする。幸いナビも通行止めの情報を察知してリルートしてくれたのだが、しばらく行くとそのルートも通行止め!周囲の流れに沿って物井駅の近辺を少しウロウロしたが、深夜1時過ぎ、まったく土地勘のない場所でさすがにこの状況はまずい。
下地島空港に到着したGK323便
とはいえ朝まで2、3時間あるじゃないか!と居直り国道296号に望みを賭けることにしてしばらく北上していると、ナビが別ルートの案内を始める。ところが、その道も途中で派手に冠水した箇所があり、反対車線の中ほどで1台ハザード出したまま立ち往生、残った1車線を使って向こうとこっちで交互に強行突破してたので、自分も覚悟を決めてアクセルを踏み込みどうにか最大のピンチを脱する。被害の大きかった佐倉近辺を抜け国道51号にたどり着き、気持ち的にも疲労がピークに達していたので冨里から東関道に乗り直し、成田空港に到着したのは3時過ぎだった。いやぁ、ただでさえ綱渡りなスケジュールなのに、出だしから凄すぎるのだけど…。
下地島空港・17エンド
さて気を取り直して、、、今回の目的地にはジェットスターで向かうのだが、新しく就航することになった下地島空港。かつてJALやANAがパイロットの訓練に使っていた空港で、知る人ぞ知る聖地のような場所。宮古島、伊良部島とはでつながっており、最近、リゾート客目当てにリニューアルされていた。そんな下地島空港だが、成田からは約3時間ほど、GK便なので少々窮屈だったが、あえて機内食をオーダーしたりして、久しぶりの空旅を堪能する。
下地島・中の島ビーチ
南西諸島方面には陸地の上を通る場合と洋上を行くコースがあるのだが、今日はずっと海の上を飛んでいた。昨日の荒天のピークは過ぎていたものの、流れる雲を突っ切る形になるので、気流のコンディションはあまりよくなかったように思えた。すっきり晴れていれば、奄美諸島など眼下に見ることもできるのだが、今日はこの後、運転する予定があるので睡眠導入剤(謎)のお世話になることもなく、外を眺めたところで見えるのは雲ばかりでどうもいまいち退屈、高度を落としてようやく視界に入ってきたのが宮古島だった。
宮古島まもる君
下地島空港へやってきたのは、もちろん全国空港巡りのためで、これであらたにできた未踏空港を無事に制覇!日帰りするならそれこそこのまま戻るのが確実なわけだが、ジェットスターは早々にチェックイン時間を締め切ってしまうので、それが叶わない。だけど、宮古島まで行けば那覇へ渡ることができるので行程的にも先につながる。ここから宮古島空港まで直行する路線バスはあるもの、1時間半だけでも行動できそうなので、今回はレンタカー空港間を移動することにした。
伊良部大橋
名の通った全国チェーンではなくいわゆる格安レンタカーを探すと、空港カウンターですぐに借りられ宮古島空港近くに返却できるところがあったので、軽クラスを事前に予約。こちらの事情も察していたようで素早く手続きを済ませてもらい、さらに今日は空きがあるので…ということで状態のよさそうなnoteにアップグレードしてもらった。ちなみにナンバープレートをみると「888」と縁起のいい番号、成田以上に1泊したい気持ちに駆られたが、後半もうひとつやらなければならないことがあるので踏ん切りをつける。さぁ、ここからは時間との勝負、空港の向こう側にある中の島ビーチなどに見どころがあるのは知ってたが、滑走路の先の通称17エンド1点に絞って寄り道してみることにした。
JTA・MU560便・那覇行き
時折、出くわす絶景に後ろ髪を引かれつつnoteを走らせ、今回の島旅ドライブ一番のハイライト、伊良部大橋を渡って行く。久々の離島走行にいつしかテンションが上がってしまったが、宮古島まもる君に「落ち着きなさい」と言われてたようでした。宮古島を走るのは全国空港巡り以来、二度目のことだったが、ナビのおかげもあって道に迷うこともなく極めて順調、指定のスタンドで満タンにして宮古島空港近くの営業所に着いたのは返却時間ちょうどぴったりだった。いつも思うのだが、ひと時の相棒だったレンタカーに別れを告げなければならないとき、一種の寂しさのようなものを感じてしまうのはなぜだろう?そんなの気持ちを吹っ切り、そのまま空港まで送迎してもらった。
宮古島を離陸したJTA560便
次の目的地の那覇までは、こちらも久々のJTA便。飛行時間は35分とあっという間で、最近、更新した新しい機材は快適。昼食をとる間もなく空港の売店で買ったジューシー(沖縄の炊き込みご飯)のおにぎり機内で食べることにする。2個280円の熱々は予想以上に美味しく思わず一気食い。短時間なのでないと思ってたドリンクサービスで出てきたシークワーサージュースで口直し、やっぱり沖縄の空の移動は青組じゃなく、こっちかもね。そんなこんなですっかり沖縄気分に浸りつつ、スキのない乗り継ぎを無事クリアし、オンタイムで那覇到着した。
ゆいレール
そして今回、超弾丸になってしまった理由のひとつが、この後控えてたゆいレール延伸区間に乗ること。延び延びになっていた首里-てだこ浦西間がこの10月に開業し、乗りつぶしにやってきたというわけだった。相変わらず混雑する車内だったが、3両化はどうなったのだろう?那覇空港からてだこ浦西までは40分弱、パークアンドライド駐車場が併設されたのデザインはどこか斬新だった。予定していたスケジュールをすべてこなし、滞在できる時間が残りわずかとなってきたのでそのまま空港に戻ることにした。遠く車窓に映える首里城、ちらっと見えた国際通り、奥武山公園近くの風景、素通りするにはあまりにももったいないのだが、空港到着後チェックイン開始までの隙間を狙って空港食堂で腹ごしらえ、、、なぜかいつもここに寄ってしまうんだよなぁ~。(後日談:わずか数日後のことでしたが、首里城が火災で焼失するというとても残念なことが起きてしまいました。いち早い再建を願いたいところです。)
ゆいレール・てだこ浦西
いつもなら羽田に戻るところだけど、車を置いたままなので成田に戻らなければならず、だったら帰りもLCCでいいかと安易に考えpeach便を予約していた。偶然にも今日はバニラエア最終日で、明日から新生peachが3タミに移動して本格始動するとのこと。これも時代の流れだろうか。帰りも窮屈なことには変わりなかったが、運よく20分早着だった。あれ?今日が1タミ最終日ということは、あっちの駐車場に行くには、、、ターミナルバスを利用すればいいのか。成田は何回も利用したことがあったが、こういったことを気にかけたのは初めてだろうか。たまたまP3駐車に止めていたので、途中の東成田駅でバスを下車、結果的に賢い方法をとっていたようで、深夜入庫の半額割引が適用され、近隣の民間駐車場を利用するより安上がりになった。最後の最後に自宅まで自力で運転するという行程が残ってたが、日付が変わる手前で無事に帰宅。こうして、長いようで短かった怒涛の一日が終わりを告げた。
Peach・MM508便・成田行き