■旅日誌
[2025/4] 地下神殿~首都圏外郭放水路
(記:2025/5/2)
(記:2025/5/2)
番外編
いつか行ってみたいと考えていたが、人気の施設なので事前予約は必須、何となく予約状況など見ていたところ、よさげなタイミングで空きが出ていたので、都合を合わせて遠征することにした。この施設は埼玉県春日部市にあり、方角的には最近行った大宮と流山の間といった感じだろうか。アクセスを考えると車で行った方がよさそうだったので、結局、前回と同じルートで流山まで行って、江戸川沿いを北上することにした。この首都圏外郭放水路の中には、龍Q館というミュージアムが設置されていて、施設の機能や果たす役割、一元管理する操作室などが紹介されている。また映画やドラマ、MVのロケの様子なども多く掲示されていた。
予約時間より少し早めに到着、近くの江戸川沿いを散策したり龍Q館の中を見学して時間を潰す。そもそもこの施設は、洪水を防ぐために建設された人口の地下水路であり、中川、倉松川、大落古利根川など中小河川の洪水を地下に取り込み、江戸川に流すことで、流域の浸水被害を軽減するためのもの。これまでも繰り返し洪水被害に見舞われたが、実際に効果がみられるという。そして見学会の開始時間となり、まず最初に龍Q館で全体構成について概要の説明が行われる。4本の流入用の立坑と調圧水槽が約6キロの地下水路で結ばれ、ここで排出機場を備えた立坑から江戸川に排水される仕組みなどの説明を受ける。そしていよいよ地下神殿の見学に移るのだが、40~50人ほどの団体で建物の外に出て50メートルほど歩いた先にある入口へと向かう。ちなみにサッカーグラウンドの真下に地下神殿があるとのこと。
約100段の階段を下りて行き、いよいよその巨大な空間へとたどり着く。温度は10度ほど、ここが先程も説明のあった調圧水槽で地下神殿と言われるのがよくわかる。高さは18メートル、59本の巨大な柱が支えてられ、ちょっとしたダム程度の貯水量があり、ちなみに昨年度は7度稼働していたという。後方には地下水路につながる立坑があり、別コースではそちらの見学もできるとのこと。移動できるエリアは限られるものの、ほとんどが自由時間となっていて、各自思い思いに写真を撮ったりして過ごすこととなった。見学会は1時間弱で終了、再び階段を上って地上に戻ったところで解散となった。車線規制の影響で常磐道・6号線のルートを避けるように案内が出ていたので、帰りは東北道へ経由して戻ることにするかな…。