■旅日誌
[2018/7] 飯田線・秘境駅をめぐる
(記:2020/9/22)
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飯田線は秘境駅の宝庫、今回も息抜き程度にぷらっとまわってきました。今回はJR東海ツアーズの日帰りコースを利用、豊橋を起点に往路は特急伊那路で天竜峡へ、周囲のミニ散策を挟んで復路は臨時急行「飯田線秘境駅号」で秘境駅をまわってきました。
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 日帰り
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
天竜峡、飯田線秘境駅号、千代、金野、田本、為栗、伊那小沢、中井侍、小和田、豊橋
前回の木曽路満喫号と方角的に被る感じがしないでもないが、こちらの方を先に予約していたので、予定通り遠征することにした。少し前から気になっていた飯田線秘境駅号に乗って、飯田線の秘境駅をめぐるというもので、JR東海ツアーズがパッケージ商品として売りに出していたのでこいつを利用することに…。個人では予約が取りづらく、ついでに起点となる豊橋往復も同じJR東海ツアーズで日帰りの格安パッケージ商品を併用、お財布の負担も少し軽くする。
飯田線秘境駅号
朝一のこだま豊橋へ、これでツアーの集合時間には十分間に合う。ツアーのメインは復路で、往路は特急ワイドビュー伊那路天竜峡駅へ直行する。飯田線に乗るのはいつ以来だろうか。記憶に残っていることといえば、やはりツアーで佐久間レールパークへ行ったとき。専用列車でそわそわしながら日帰りしたっけ…。飯田線車窓を眺めながらそんなことを考えていた。ワイドビュー伊那路は定刻で天竜峡駅へ到着、それにしても7月にしては暑いぞ…。
飯田線秘境駅号・田本駅
僅かばかりではあるが、次の列車まで少し時間があるので、ボランティアガイド付きで付近の天竜峡を散策することになっている。こんもりとした木々の中を抜け、天竜川景色を楽しむ。最後はバタバタしてしまったが、は戻り列車の到着を待つ。これから乗る臨時急行飯田線秘境駅号が立ち寄る秘境駅は千代金野田本為栗伊那小沢中井侍小和田の7駅。その他に平岡駅で地元特産品の販売があったりと、言ってみれば観光列車のようなものかもしれない。
飯田線秘境駅号・為栗駅
天竜峡を出発し、次の千代駅停車、続いて金野駅に停まる。周囲の景色列車妙に馴染んでいる感じがした。そして田本駅へ、ここ途中下車するのは二度目、さらに秘境度が増してくる。為栗駅では列車から少し離れて天竜川に差し掛かるを対岸まで渡ってみる。そして次の平岡駅は秘境駅ではないが、地元のお出迎えなどもあってしばらく停車することになった。
飯田線秘境駅号・伊那小沢
秘境駅めぐりはまだまだ続き、伊那小沢駅停車、かつてのスイッチバック駅への引き込み線や周囲の景色を見てまわる。次は中井侍、少し階段を登って上の方から段々畑民家越しの列車を眺め見る。そして最後の小和田駅へ向かう。ここに立ち寄るのも2回目だが、三県の県境にある駅舎味わい深く、かつてブームになった名残がどこか物悲しい。停車時間を使って少し駅を離れ朽ちゆく建物を見てまわる。噂のレジスターオート三輪も無事見つけることができた。
飯田線秘境駅号・小和田駅
飯田線の秘境駅めぐりを終え、最後に浦川駅停車ここひと息入れる。「何もない」を目的としているのだが、列車名が駅弁になったりと、どうしたものか人気は衰えないようだ。それぞれの駅では数分から十数分停車して効率よくまわれるのだが、乗ってる人が団体で行動するので、真の意味で秘境の雰囲気を味わえたかは微妙かもしれない。まぁ、それはそれとして楽しい時間を過ごせたと思う。終着の豊橋駅到着したときのアナウンスでは「現実へ戻ってきました…」なんてことを言っていたが、非日常に浸る一日は長いようで短かった。このまま新幹線でビュンと帰るのもちょっと惜しいかな…。
飯田線秘境駅号