■旅日誌
[2018/4] 千年の時を越えて、三春滝桜
(記:2018/10/8)
(記:2018/10/8)
今年は例年より桜の開花が早く、タイミングを逸した感があったのですが、少し北の方を目指し、三春の滝桜を観てきました。特に理由はありませんでしたが、なぜ桜かというと、いつものように心も体も荒れ気味だったので、現実逃避ってやつでしょうか?いいんです、ちょっと遠出して、それで気が済むのなら…。
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日帰り
未明からの荒天で決してお出掛け日和ではなかったが、まずは新幹線で郡山へ。休日の早朝だったのでやまびこ125号はさほど混雑はせず、E5系の自由席には余裕があった。郡山で磐越東線に乗り継ぐのだが、これに乗るのも随分と久しぶりのこと、2駅先の三春駅までは、滝桜の開花時期にあわせて三春滝桜号が運転されている。臨時列車とはいえキハ110系の普通気動車使われていて、方向幕(LED)には滝桜号とはっきり表示されていた。沿線の桜を見ながら列車は三春駅へ到着、続いて駅前から出ている臨時バスで滝桜へ向かう。
バスは町中の渋滞を避けるように滝桜まで直行、露店で賑わう中、目的の老木へ向かう。今年は早々にピークが過ぎ去ってしまったせいか、思ったほどの混雑ではない。三春の滝桜といえば日本三大桜に数えられ、樹齢は千年を超えてるのだとか。で、肝心の滝桜は、、、残念ながら既に散りかけ…。予約の関係で団体客は仕方なく押しかけて来てるようだったが、まぁ、こういうはかない姿をみるというのも一興だろうか?と、自分に言い聞かせておく。ぐるっと周囲をまわり角度を変えて滝桜を眺めたり、ほかの桜の花を見ながら、しばし穏やかな時間を過ごすことにした。
持ち前の晴れ男振りでどうにか天気は回復、先ほど通ってきた露店が集まってる場所まで戻り、ひと息いれる。再び臨時のバスで三春駅まで折り返すことにした。軽く昼食を済ませ、少し間が開いてしまったので、再び滝桜号で郡山へ移動すると、旧客の回送とクルーズトレイン・四季島を目撃。まったくの偶然だったが、運転停車していた四季島の車掌の姿がどこか誇らしげだった。