■旅日誌
[2018/4] 特急踊り子で巡る三島、修善寺
(記:2018/10/10 改:2021/8/7)
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今年のGWは、仕事の都合と家の事情で長期お出掛けは見送り。とはいえ、少しは息抜きしたいので、今日は何の脈略もなく三島から修善寺へ行ってきました。首都圏では国鉄最後の生き残りとも言える185系の特急・踊り子号がお目当てです。
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 日帰り
ルート概略
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三島、伊豆箱根鉄道、踊り子110号
185系で運行される踊り子号に乗ってみようと行き先を伊豆方面に絞ってみたが、今回は伊豆急ではなく一捻り入れて伊豆箱根鉄道へ。気が付けば乗りつぶしでやって来たのはもう20年も前のことになるのか…。それはそうと往路は新幹線で新横浜から三島までショートカット、こだま637号は9時前に三島へ到着する。三嶋駒を模った1日乗車券を購入し「いずっぱこ」の旅に取り掛かる。
源兵衛川
まずはひと駅進んで、三島広小路駅で下車、源兵衛川沿いに三島の湧水を感じながら朝の散歩、なんと清々しいこと。(苦笑)白滝公園を経由して更に歩いて三嶋大社に向かう。折角なので三嶋大社境内を散策しておくか…。その後も歩き移動三島田島駅へとやって来た。何か目的があったわけでもなく、韮山伊豆長岡普通電車2本乗り継ぎ駿豆線の旅を続ける。最後は踊り子105号修善寺まで乗り通す
三嶋大社
踊り子到着に合わせるようにして、ボンネットバス乗り継ぎ修善寺温泉まで移動。まずは温泉街の中心ともいえる修禅寺へ向かう。取り立てて何かあるというわけでもないが、居心地のよさというか、旅番組やドラマのロケに使われるのも何となくわかる。修禅寺から桂川沿い戻り、独鈷の湯を過ぎて竹林の小径、赤蛙公園、指月殿源頼家の墓十三士の墓と順に見てまわる。虎渓橋を渡り、日枝神社まで足を延ばしたところで修禅寺界隈の散策を切り上げ、路線バス修善寺駅まで戻ることにした。駅で見かけたあじ寿司が美味しそうだったのでそいつを購入、食事する場所として駅前のカフェが案内されていたので、そちらへ移動してみる。ちょっとしたおしゃれなスペースに入るとお茶のサービスが出てきた。う~ん、こういう心遣いが嬉しいものだ。
修禅寺
帰りは土休日のみ運行の踊り子110号に乗車、自由席の利用だったせいもあってか、GWの真っ只中、かなりの混み様だった。近くで熱海から乗り合わせた一団が結構な時間をかけて車掌と揉めていたが、折角の旅行だし、もっと穏やかに済ませることはできないものだろうか?検札ついでに「お騒がせしてすみませんでした」と済まなそうな言葉を口にしていたが、客商売とは言え、気の毒に思えてならなかった。
伊豆箱根鉄道
この車両ももう間もなく引退だと噂されている。もちろん、車両自体は綺麗に整備されてるので何ら問題はないが、内装など細かいところに目を向けるとどことなく時代の流れを感じる。床下で唸る直流モータ、前時代的なコンプレッサの音、ブレーキ操作時のエアー音、巻取りタイプの方向幕、、、いやぁ、今どきのスマートな電車にはない、いかにも走ってるなぁ~という武骨さがどことなくいい。そう言えば今日は昭和の日の振替休日だったか…。特急踊り子というと、どうしても伊豆急直通のイメージが強いけど、こちらは地味な上にJR東日本-東海-伊豆箱根鉄道の三社直通という少々厄介なオペレーションなので、この先の動向が気になるところだ。(後日談:185系引退後、伊豆箱根鉄道にもリニューアル後のE257系が運行されることになりました。)
特急踊り子