■旅日誌
[2009/11] 新旧交代~長電・村山橋
(記:2009/12/13)
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あまりにも天気がよかったので、ほんの出来心(?)で和歌山に引続き今度は長野まで行ってしまいました。昨晩はこの秋一番の冷え込みで、北部は初雪を観測したようでしたが、道中はきれいな秋晴れでした。ちなみに行きは中央道、帰りは上信越道から関越を利用、勢い余って往復600キロ近くを日帰りです。
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 日帰り
ルート概略
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長野電鉄・村山橋
長野電鉄村山橋架け替えがいよいよ終盤を迎えることを、たまたまニュースか何かで知ってしまい、その本番がもう間もなくだとのことで多少気に掛かっていた。そんな中、ぽっかりあいたように祝日があり、とても天気がよかったので急遽日帰りで遠征することにした。その村山橋だが、長野電鉄が千曲川を渡るときに通るで、車と電車が同居した全国でも珍しい橋である。いまさらここでそんな説明をする必要もないが、資金難からの苦肉の策だったようで、狭すぎて見ててもおっかないところで有名だった。そのも今週末で役目を終え、新しい橋へと引き継がれる。
村山橋
今日も高速の休日割引を十分活用しようと思っている。どうしても行きと帰りとでは道を変えたくなるので、とりあえず往路は富士山がきれいに見えることを期待して中央道を利用することにした。ちょっと遠回りだが、岡谷まで行って長野道を北上する。その富士山は美しい姿を見せてくれたし、青空のもと南アルプスの山々も、いつもの諏訪湖の清々しさも期待通りだった。八王子を越えてしまえば渋滞に阻まれるような心配もなく、最後に姥捨からの景色を確かめたあと、お昼前には須坂長野東ICで上信越道を下りた。
千曲川
ICをおりて、まずは村山橋へ直行することにしよう。少し手前で車を離れて歩き始めたものの、地方の幹線道路はバンバン車が走ってるだけで歩いている人は姿はまったくない。切替間近といってもまだ工事は終わり切ってない様子で、切替前の古い橋の方へと近寄ってみた。そろそろ電車が来てもいい頃かな?と思ってウロウロしていると、地元TV局のスタッフらしい方々が来られ撮影を開始。少し話しをしたが、カメラを持った熱心な連中が10人くらいいることを期待していたらしく、ところがところが、そこには中途半端な野次馬ひとりしかいない。多少肩透かしだったようだが、盛んにインタビューに答えてよ♪と誘いを受けてしまった。地方だから誰も分からないってば…と言われけど、ここはご丁寧にお断り申し上げる。(余談:ゴメンナサイね、、、だってカメラは嫌いなんだもん!)
村山橋
とりあえず電車が通過する様子を見届けて、折角なので千曲川の向こうまで新しい橋を歩いて渡ってみることにした。前回ここへやって来たのはかなり昔のことで、ちょうど台風が通過したときで増水した千曲川はものすごい濁流だったことをよく覚えている。もちろん、今日はそんなこともなく常に穏やか非で、りんご畑の向こうの山々がとても美しい。正直、何しに来たのか目的は定かではなかったが、まぁ、こんな景色が見れただけでよしとしよう。と、ひとり納得して誰もいない立派な橋をただひたすら渡っていった。
長野電鉄
対岸へ来てみたが、再びのたもとへ近づき、ゆけむり号など、通り過ぎる電車を何本か見送った。少し珍しいマルーン色も通りかかったが、長野電鉄の事情はよく分かってない。このままここにいても仕方ないので、もう少し歩いてお隣の村山駅へ向かった。一応、1駅だけでも電車に乗って渡っておこうと思う。こんな列車がやって来ると、ここが長野であることを忘れそうな不思議な感覚になるが、バックの風景とのミスマッチが長野電鉄のいいところかもしれない。列車は徐行して村山橋を渡っていったが、先程最初に寄ったところには、TVの取材スッタフの他に数名カメラを構えてる人がいた。もしかしたら、そのうちの誰かさんが今夜のニュースに映ってたかもしれない。渡り終えた柳原駅列車をあとにした。
長野電鉄
村山駅柳原駅ローカル線のわりにはつくりがしっかりしており、なかなか味のある駅だった。今回は他に何も考えてないので素直に帰ろうと思う。どうせなら復路は行きとは少し変えて、上信越道から関越に抜けることにしてみるか…。本当に何しに来たのかよく分からなかったが、いつものように、まぁあまり深いことは考えないようにしよう。
村山橋