■旅日誌
[1998/9] 最後の全国行脚・東海編
(記:2003/3/15)
(記:2003/3/15)

全国行脚中盤、怒涛の三連荘の3回目です。静岡と名古屋はどうしても1回(1日)で片付けたかったので日程調整を優先的にしたところ9月中に出向くことになりました。体の方も疲れていたので1日休暇をもらい週末に突入しました。残りも少なくなってきましたが、あらためて日程調整するつもりです。
1日目
目の充血というか血の洪水は引いてなかったが、医者に行って理由もわかったし普段の生活にはまったく支障がないので予定通り静岡・名古屋をやっつけに入る。自分は何とも思わないが、相手がびっくりするといけないのでそこだけ気をつけたい。
で、いつものように、何か違った移動の方法はないかと考えていた。静岡なので午後スタートでは遅すぎる。かといって朝一というのも無理に決まっている。となると10時スタートで2時間くらい、というのが妥当な線になる。拠点に10時入りなら新幹線で余裕で行けてしまうが、あまりにも味気ない。(余談:こういう神経は一般的におかしいと言われても仕方ない?)そういえば、朝早い時間に在来線の特急が静岡行きだったことを思い出した。時間的にもちょうどよいし、次に名古屋入りするので新幹線=特急乗り継ぎの形にもなる。これはいいアイデアだということで即決した。
いつもまにか東海という名前の列車は急行から特急に格上げされていた。ちょっとは気になっていたが、チャンス到来とあらば乗ることにしようではないか。利用率はどれくらいなのかまったく想像はつかなかったが、とりあえず東京駅から乗ることにした。いざ着いてみれば、ぽつりぽつりと人がいる程度だった。朝食は車内で軽く済ませることにして、仕事の予習をしておくことにした。ダイヤルアップで会社に入り込み30分程度うろつく。にわか知識ではあるが静岡と名古屋のデータを確認しておき、そっと記憶にとどめておく。これをやるとやらないでは、相手に与える印象が随分違うのは十分承知の上でのことである。特急とはいうものの、かなり頻繁に停まっていく。また、通勤時間帯ということで普通列車に頭を抑えられているのか、お世辞にもスピードが出てるとは言えない。が、しかし、駅ごとに乗り降りの数は多くそれなりに需要はあるようで、新幹線とはまた違った利用者側のニーズがあるのかもしれない。相模湾が見えてくる頃になると雨は一層強くなっていたが、天気予報は雨ではなかったはずだ。箱根を越えると雨は止んでいたが、ますますスピードが落ちてきている。これで定刻通りなのだから、どんな筋が引いてあるのであろう?このペースで静岡まで乗り通すとさすがに距離を感じた。駅を降りて拠点を目指す。午前中はさくっと終わらせようか…。
一方的にしゃべり、全体的にもややショートバージョンにしておいて、Q&Aなどに時間を割振ることにした。感触としてはおおむね好評といったところであろうか。これから名古屋へ向かうことを言い残し拠点をあとにした。正午ちょうどだったので早足でお昼を済ませることにする。車内持込かファーストフードにするか迷ったが、回転の速そうな寿司屋を見つけて入る。(余談:回転が速いと言っても、回転寿司のベルトコンベアの話ではありません、、、って、当り前か?)特に意識して入ったお店ではないが、さすが静岡だなと感じる。のりのパリッと感からもまったく違い、歯切れよく噛み切くことができる。こんな感じで東京で何も考えずに寿司屋になんか入ったら、まずいかぼったぐられるかどっちかに決まっている。
この時間になって静岡から名古屋まで在来線で向かうのは無謀なのでもちろんそんなことはしない。静岡に止まるひかりを捕まえる。前にも書いたが、こんな形でも幹在特急乗り継ぎ割引になるのは気がつかないと思う。何はともあれ名古屋の拠点を目指す。名古屋駅から少々離れているので地図を頼りに足早に急ぐ。実は名古屋はひとつの山と考えていた。というのも、だいたいストレートに物を言ってくるのは大阪と名古屋であり、プロジェクトの早い時期から大阪にはパイロットユーザとして参加してもらっていたが、名古屋へのお披露目は実質今日が初めてということになる。面白いことに、他の拠点に行っても「名古屋と大阪はどう思ってる?」と聞かれることが多い。それだけに名古屋は"味方"につけておかなければならない。また、拠点の規模も大きいし、周辺の別の拠点からも集まってもらったので今日は大所帯を相手にすることになる。まぁ、だからと言って特別緊張しても仕方ないので、そこはわりとラフに考えていた。(余談:ストレスをストレスと感じないためのコツですかね?)いざ始めてみるとはじめてみると、皆さんおとなしく聞いていただき若干物足りなさも感じたが、一通り説明が終わったあとでじわりじわりと質問なり要望なりが出てきた。もちろん理不尽な意見を言ってくる人などいない。こんなことをやってるといろんな人に出会うが、外見的には軽くみえたり、一見ぼんやりしてそうにみえる人も中にはいるが、みな一様に芯の強さのようなものが感じられプロであることがよく分かる。名古屋が無事終えられたので、何か緊張から解き放たれた感じがした。強がっていても緊張するときは緊張するものである。(笑)
ということで、外はまだ明るかったので近そうなところをチェックしに行くことにした。名古屋駅まで戻ってきて中央線に乗り勝川まで移動する。東海交通事業という社名の路線がぐるっとまわるような感じで走っている。全線高架だがなぜか非電化で役割がよくわからない。勝川駅もJRから随分と離れていた。時間帯がよくないのか利用客もまばらであり、何となく妙な雰囲気である。国道を見下ろし、高架からは名古屋の中心街が遠くに見渡せる。名古屋の周辺には、路盤だけ一部できてしまったが上物が間に合わないなどといった、中途半端な印象を受けるものが多いようだが、ここも中途半端に営業しているようである。名古屋のひとつとなりの枇杷島が終点の駅だった。
再び名古屋に戻り、今度は名鉄に乗り換える。既に夕方のラッシュが始まっていて、満員電車の犬山線に揺られで可児まで移動してきた。思った以上に距離はあったようで、すっかり夜になってしまった。ここから太多線で美濃太田へ移動し今夜は骨休みとする。
で、いつものように、何か違った移動の方法はないかと考えていた。静岡なので午後スタートでは遅すぎる。かといって朝一というのも無理に決まっている。となると10時スタートで2時間くらい、というのが妥当な線になる。拠点に10時入りなら新幹線で余裕で行けてしまうが、あまりにも味気ない。(余談:こういう神経は一般的におかしいと言われても仕方ない?)そういえば、朝早い時間に在来線の特急が静岡行きだったことを思い出した。時間的にもちょうどよいし、次に名古屋入りするので新幹線=特急乗り継ぎの形にもなる。これはいいアイデアだということで即決した。
いつもまにか東海という名前の列車は急行から特急に格上げされていた。ちょっとは気になっていたが、チャンス到来とあらば乗ることにしようではないか。利用率はどれくらいなのかまったく想像はつかなかったが、とりあえず東京駅から乗ることにした。いざ着いてみれば、ぽつりぽつりと人がいる程度だった。朝食は車内で軽く済ませることにして、仕事の予習をしておくことにした。ダイヤルアップで会社に入り込み30分程度うろつく。にわか知識ではあるが静岡と名古屋のデータを確認しておき、そっと記憶にとどめておく。これをやるとやらないでは、相手に与える印象が随分違うのは十分承知の上でのことである。特急とはいうものの、かなり頻繁に停まっていく。また、通勤時間帯ということで普通列車に頭を抑えられているのか、お世辞にもスピードが出てるとは言えない。が、しかし、駅ごとに乗り降りの数は多くそれなりに需要はあるようで、新幹線とはまた違った利用者側のニーズがあるのかもしれない。相模湾が見えてくる頃になると雨は一層強くなっていたが、天気予報は雨ではなかったはずだ。箱根を越えると雨は止んでいたが、ますますスピードが落ちてきている。これで定刻通りなのだから、どんな筋が引いてあるのであろう?このペースで静岡まで乗り通すとさすがに距離を感じた。駅を降りて拠点を目指す。午前中はさくっと終わらせようか…。
一方的にしゃべり、全体的にもややショートバージョンにしておいて、Q&Aなどに時間を割振ることにした。感触としてはおおむね好評といったところであろうか。これから名古屋へ向かうことを言い残し拠点をあとにした。正午ちょうどだったので早足でお昼を済ませることにする。車内持込かファーストフードにするか迷ったが、回転の速そうな寿司屋を見つけて入る。(余談:回転が速いと言っても、回転寿司のベルトコンベアの話ではありません、、、って、当り前か?)特に意識して入ったお店ではないが、さすが静岡だなと感じる。のりのパリッと感からもまったく違い、歯切れよく噛み切くことができる。こんな感じで東京で何も考えずに寿司屋になんか入ったら、まずいかぼったぐられるかどっちかに決まっている。
この時間になって静岡から名古屋まで在来線で向かうのは無謀なのでもちろんそんなことはしない。静岡に止まるひかりを捕まえる。前にも書いたが、こんな形でも幹在特急乗り継ぎ割引になるのは気がつかないと思う。何はともあれ名古屋の拠点を目指す。名古屋駅から少々離れているので地図を頼りに足早に急ぐ。実は名古屋はひとつの山と考えていた。というのも、だいたいストレートに物を言ってくるのは大阪と名古屋であり、プロジェクトの早い時期から大阪にはパイロットユーザとして参加してもらっていたが、名古屋へのお披露目は実質今日が初めてということになる。面白いことに、他の拠点に行っても「名古屋と大阪はどう思ってる?」と聞かれることが多い。それだけに名古屋は"味方"につけておかなければならない。また、拠点の規模も大きいし、周辺の別の拠点からも集まってもらったので今日は大所帯を相手にすることになる。まぁ、だからと言って特別緊張しても仕方ないので、そこはわりとラフに考えていた。(余談:ストレスをストレスと感じないためのコツですかね?)いざ始めてみるとはじめてみると、皆さんおとなしく聞いていただき若干物足りなさも感じたが、一通り説明が終わったあとでじわりじわりと質問なり要望なりが出てきた。もちろん理不尽な意見を言ってくる人などいない。こんなことをやってるといろんな人に出会うが、外見的には軽くみえたり、一見ぼんやりしてそうにみえる人も中にはいるが、みな一様に芯の強さのようなものが感じられプロであることがよく分かる。名古屋が無事終えられたので、何か緊張から解き放たれた感じがした。強がっていても緊張するときは緊張するものである。(笑)
ということで、外はまだ明るかったので近そうなところをチェックしに行くことにした。名古屋駅まで戻ってきて中央線に乗り勝川まで移動する。東海交通事業という社名の路線がぐるっとまわるような感じで走っている。全線高架だがなぜか非電化で役割がよくわからない。勝川駅もJRから随分と離れていた。時間帯がよくないのか利用客もまばらであり、何となく妙な雰囲気である。国道を見下ろし、高架からは名古屋の中心街が遠くに見渡せる。名古屋の周辺には、路盤だけ一部できてしまったが上物が間に合わないなどといった、中途半端な印象を受けるものが多いようだが、ここも中途半端に営業しているようである。名古屋のひとつとなりの枇杷島が終点の駅だった。
再び名古屋に戻り、今度は名鉄に乗り換える。既に夕方のラッシュが始まっていて、満員電車の犬山線に揺られで可児まで移動してきた。思った以上に距離はあったようで、すっかり夜になってしまった。ここから太多線で美濃太田へ移動し今夜は骨休みとする。
2日目
三連荘だろうが何だろうが動き回ってるということで精神的には充実(?)していたが、体力的には結構きていた。関西のときもそうだったが名古屋を終えたということで、余計にどうでもよく思えてきていた。そんなこんなで、今日も休暇をもらってフリーな身でいた。体力的にきていた…という割にはどこか張り切っている自分がいてわけが分からない。
昨晩泊まった美濃太田駅近くのビジネスホテルは、建物は古いが部屋が思いっきり広く過ごしやすいところだった。例えば岐阜市内で高くて狭い宿に泊まるくらいならこっちの方がお得だと思う。今日はまず長良川鉄道を往復するこにしている。第三セクター転換前は越美南線と名前がついていたが、名前にあるような越前と美濃を結ぶことは夢に終わってしまったともいえよう。ちなみに越美北線はそのまま残っているが、去就についてはよく分からない。雨が降りそうな空模様の中、長良川沿いに路線は北を目指している。郡上八幡など観光の目玉となりうる場所はいくつもあるが、黙って座って集客できるというものでもなく、どのような取組がされているのか興味はあるところだ。だからといって、場違いな高規格の高速道路が建設される風景はあまりにも短絡的過ぎはしないか、素直に疑問に思った。気がつけばレールバスを叩きつける雨の勢いは、かなり強くなっていた。今日は平日なので、特に上りは通勤通学の足として多くの人を運んでいた。下りの方は学校のある駅の手前で込合う程度だった。先に進むにつれ山の緑は濃くなり長良川の流れも急になってきている。雨の降り方が尋常でなかったのでどうなることかと思ったが、局地的なものだったようで白鳥駅に着く頃には上がっていた。ここから越前方面へのバスが出ているが、時間調整のためしばらく停まっていた。路線はもう少し先まで延びており、このまま乗り通しのため終点を目指す。終点の北濃駅は無人で国道に面しており、行き交う車以外駅前には何もなかった。ここでなぜかタイミングよく携帯にTELが入りびっくりする。もちろん今いる場所を明かすようなことはしない。
折り返して戻っていく途中も、ところどころで強い雨が降っていた。そのためか、ほんのわずかではあるが遅れが出たようで、美濃太田のホームに入線するのと同時に太多線が出て行く後姿が見えた。同じ会社ならきっとこのようなことはしないだろう。そうとなれば時間潰しも兼ねて、立食いがあったのでそこでお昼にする。お腹の中に物が入ったせいか疲れていたせいか分からないが、太多線での記憶がほとんどなく意識が戻ったと思ったら多治見に着いていた。中央線でわずかばかり移動して高蔵寺から愛知環状鉄道に乗り換える。名古屋圏の外側をぐるっと横断するこの路線は、経営母体が移されてからようやくまともな姿になったという。高架で複線電化の規格なのだが、ほとんどが単線区間で短編成の列車が運行されている。沿線には某自動車メーカ系と思われる工場がいくつか見られたが、ところどころに工業団地があるといった程度で、都心部に比べれば人口密度ははるかに低いように思えた。終点の岡崎駅から東海道線で大府まで移動する。
武豊線もずっと未乗のままだったのでこの際ルートに盛込んでいた。そんなに遅い時間ではなかったが、下校途中の学生がいっぱいいる。空いてる席を探して座っていたが、変化の乏しい風景に多少退屈になってきていた。名古屋への通勤圏にはかわらないと思うのだが、あまりそのような様子がうかがえない。終点の武豊まで乗り通し、名鉄の武豊駅へ向かって歩いてみることにした。今日は1日中天気がはっきりとしないみたいだった。多少距離はあるものの、名鉄へは迷わずたどり着くことができた。もう日も暮れてくるし天気も回復する気配がなかったので、ここから名鉄で適当に下ってトンボ帰りするにした。本数も少ないし知多線は先の方でトカゲの舌のようにふたつに分かれているので、両方を往復するのは困難と判断し次に来た方の終点まで行ってみることにした。結果的には知多線が来たので内海までを往復する。山の中を直線に切り開いたような路線が続いており、ガンガン飛ばしていた。内海駅も高架で立派な駅だったが、明らかに周囲の風景から浮いていた。
昨晩泊まった美濃太田駅近くのビジネスホテルは、建物は古いが部屋が思いっきり広く過ごしやすいところだった。例えば岐阜市内で高くて狭い宿に泊まるくらいならこっちの方がお得だと思う。今日はまず長良川鉄道を往復するこにしている。第三セクター転換前は越美南線と名前がついていたが、名前にあるような越前と美濃を結ぶことは夢に終わってしまったともいえよう。ちなみに越美北線はそのまま残っているが、去就についてはよく分からない。雨が降りそうな空模様の中、長良川沿いに路線は北を目指している。郡上八幡など観光の目玉となりうる場所はいくつもあるが、黙って座って集客できるというものでもなく、どのような取組がされているのか興味はあるところだ。だからといって、場違いな高規格の高速道路が建設される風景はあまりにも短絡的過ぎはしないか、素直に疑問に思った。気がつけばレールバスを叩きつける雨の勢いは、かなり強くなっていた。今日は平日なので、特に上りは通勤通学の足として多くの人を運んでいた。下りの方は学校のある駅の手前で込合う程度だった。先に進むにつれ山の緑は濃くなり長良川の流れも急になってきている。雨の降り方が尋常でなかったのでどうなることかと思ったが、局地的なものだったようで白鳥駅に着く頃には上がっていた。ここから越前方面へのバスが出ているが、時間調整のためしばらく停まっていた。路線はもう少し先まで延びており、このまま乗り通しのため終点を目指す。終点の北濃駅は無人で国道に面しており、行き交う車以外駅前には何もなかった。ここでなぜかタイミングよく携帯にTELが入りびっくりする。もちろん今いる場所を明かすようなことはしない。
折り返して戻っていく途中も、ところどころで強い雨が降っていた。そのためか、ほんのわずかではあるが遅れが出たようで、美濃太田のホームに入線するのと同時に太多線が出て行く後姿が見えた。同じ会社ならきっとこのようなことはしないだろう。そうとなれば時間潰しも兼ねて、立食いがあったのでそこでお昼にする。お腹の中に物が入ったせいか疲れていたせいか分からないが、太多線での記憶がほとんどなく意識が戻ったと思ったら多治見に着いていた。中央線でわずかばかり移動して高蔵寺から愛知環状鉄道に乗り換える。名古屋圏の外側をぐるっと横断するこの路線は、経営母体が移されてからようやくまともな姿になったという。高架で複線電化の規格なのだが、ほとんどが単線区間で短編成の列車が運行されている。沿線には某自動車メーカ系と思われる工場がいくつか見られたが、ところどころに工業団地があるといった程度で、都心部に比べれば人口密度ははるかに低いように思えた。終点の岡崎駅から東海道線で大府まで移動する。
武豊線もずっと未乗のままだったのでこの際ルートに盛込んでいた。そんなに遅い時間ではなかったが、下校途中の学生がいっぱいいる。空いてる席を探して座っていたが、変化の乏しい風景に多少退屈になってきていた。名古屋への通勤圏にはかわらないと思うのだが、あまりそのような様子がうかがえない。終点の武豊まで乗り通し、名鉄の武豊駅へ向かって歩いてみることにした。今日は1日中天気がはっきりとしないみたいだった。多少距離はあるものの、名鉄へは迷わずたどり着くことができた。もう日も暮れてくるし天気も回復する気配がなかったので、ここから名鉄で適当に下ってトンボ帰りするにした。本数も少ないし知多線は先の方でトカゲの舌のようにふたつに分かれているので、両方を往復するのは困難と判断し次に来た方の終点まで行ってみることにした。結果的には知多線が来たので内海までを往復する。山の中を直線に切り開いたような路線が続いており、ガンガン飛ばしていた。内海駅も高架で立派な駅だったが、明らかに周囲の風景から浮いていた。
3日目
今回は適当なところで切り上げて帰るつもりでいた。ただ、名古屋近辺をうろうろして新幹線で帰るのも何か物足りない気がしたので、時間はかかるが中央本線まわりで1日かけて帰京することにした。とはいうものの、折角フリーパスが手元にあるので、ひとつだけどこか寄ることに決めていたが、たまたま目にとまったのが豊橋鉄道だった。名古屋からだとわざわざ豊橋までを往復することになるが、まぁよしとする。
とりあえず東海道線線で豊橋まで来てみたが、駅前から路面電車が出ていることに気がついた。ついでにそちらもと思ったが、切りがないのでまた別の機会にでも来ることにしよう。豊橋鉄道の駅はJRの立派な駅から少々距離があり、駅名も新豊橋となっている。土曜の朝だが、通学の学生で賑わっていた。貧祖と言っては失礼だが、年季もののあまり特徴のない車両に揺られ終点まで往復することにした。南側からは強い日差しが差し込んでいた。どちらかというと電車は中途半端なところが終点になっており、本格的な旅を目指すなら、バスとフェリーを乗り継いで伊良湖から渥美湾を横断するのがおすすめコースということになるであろう。
貧乏性の自分にしては珍しく、豊橋から名古屋までのわずかな区間に新幹線を使い、名古屋からしなのに乗り換えることにする。何を今さらと言われるかもしれないが、東海がよく使う表現の"ワイドビュー"なしなのに置換わってからは初めての乗車になる。普段立ち寄ったりはしないところなので、こういった機会があれば何となく乗ってみたくなるというものだ。名古屋市街を抜け田園風景が広がり、時折振り子の威力を発揮しながら山登り区間に入っていく。まさに実りの季節を迎えようとしている。何も考えずに快適な空間でこうして車窓を眺めているのが、なぜかとてもありがたく思えてきていた。気がつけばもう松本まで来ていた。ちょうど乗り継ぎのよいあずさに乗り換えあとは1本道で東京を目指す。ここにも随分前からグレードアップ車が走っていたが、何も考えず乗ったのはごく普通の更新車だった。とりあえずは、また次の機会までお預けということにしておこう。
とりあえず東海道線線で豊橋まで来てみたが、駅前から路面電車が出ていることに気がついた。ついでにそちらもと思ったが、切りがないのでまた別の機会にでも来ることにしよう。豊橋鉄道の駅はJRの立派な駅から少々距離があり、駅名も新豊橋となっている。土曜の朝だが、通学の学生で賑わっていた。貧祖と言っては失礼だが、年季もののあまり特徴のない車両に揺られ終点まで往復することにした。南側からは強い日差しが差し込んでいた。どちらかというと電車は中途半端なところが終点になっており、本格的な旅を目指すなら、バスとフェリーを乗り継いで伊良湖から渥美湾を横断するのがおすすめコースということになるであろう。
貧乏性の自分にしては珍しく、豊橋から名古屋までのわずかな区間に新幹線を使い、名古屋からしなのに乗り換えることにする。何を今さらと言われるかもしれないが、東海がよく使う表現の"ワイドビュー"なしなのに置換わってからは初めての乗車になる。普段立ち寄ったりはしないところなので、こういった機会があれば何となく乗ってみたくなるというものだ。名古屋市街を抜け田園風景が広がり、時折振り子の威力を発揮しながら山登り区間に入っていく。まさに実りの季節を迎えようとしている。何も考えずに快適な空間でこうして車窓を眺めているのが、なぜかとてもありがたく思えてきていた。気がつけばもう松本まで来ていた。ちょうど乗り継ぎのよいあずさに乗り換えあとは1本道で東京を目指す。ここにも随分前からグレードアップ車が走っていたが、何も考えず乗ったのはごく普通の更新車だった。とりあえずは、また次の機会までお預けということにしておこう。