■旅日誌
[1998/8] 最後の全国行脚・番外編
(記:2003/2/5)
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プロジェクトのひと区切りとして全国行脚の決行を計画していましたが、ひょんなことから"さよなら興行"になってしまいました。というのも、突然担当業務を変われ!との業務指令が下り、これまで全身全霊傾けてきたプロジェクト(謎)から身を引くこととなりました。サラリーマンなのでそういうことが起きることは仕方ないとは思ってますが、その後がよくなかったです。「じゃぁ、私のあたらしい業務は何ですか?」と訪ねたら、偉い人たちは誰ひとりとして明快な回答を出してきません。もちろん手取り足取り指示して欲しいなどとは言いませんが、あたらしいポジションでの直属の上司に至っては「オレだってお前のことをどうしたらいいのかさっぱり分からん」ときたもんで話しになりません。その上司にしても、自分のことは寝耳に水だったようで攻め立てる気はありませんが、誰でもいいからビジョンのようなものを示して欲しかったです。今回の一件の黒幕は分かっていたので影で歯ぎしりしてました。よっぽど自分は嫌われていたようです。(後日談:この辺の背景や心境の変化については追々出てきます…)
さて、全国行脚については、他に適任者もいなかったので自分が残件整理として担当することになりました。こうなりゃ…とささやく悪魔の自分がいて、悪いことを考えてしまうのも当然の成り行きです。(笑) 全国行脚の皮切りとして関東近圏の人たちを集めたところからスタートしましたが、どさまわりの前に近場でいくつかもぐら叩きをしなければなりません。この日はそのひとつだったのですが、気がつけば帰り道とは反対の方向へ向かってる自分がいました。

 日帰り
ルート概略
【寄ったところ、乗ったもの】※詳細はこちら
佐貫、竜ヶ崎
ここはとても遠いい。近場でも何でもない。以前1度だけ仕事で来たことがあるが、午前中は府中方面にいて、午後には我孫子という強行スケジュールを引かれてしまったことをよく覚えている。とりあえず朝いったん会社の自分の席へ寄ってから出てきたが、常磐線の中電に乗ってしまうとすっかり旅気分である。(笑)
いつものようにプレゼンとQ&Aと世間話?を済ませてさっさと帰ることにした。何せ遠いので、急いでも出ても家に着く頃にはすっかり夜のとばりは…ってなはずだ。などと考えながら最寄の駅へ向かって歩いる途中でふと思った。「待てよ、そこの利根川渡ったら取手か、、、取手?茨城県??」ということで、ひとつ行ったことのない場所があることに気がつき、常磐線をふた駅ほど下ることにした。
利根川を渡り取手駅を出ると交直交換がやってくる。デッドセクションを越えた次の次の駅が佐貫駅だ。ここから関鉄の竜ヶ崎線が出ている。いつものように歴史的なことはよく分からないが、関鉄本線からは完全に取り残された感じである。短い区間を比較的あたらしいキハが往復しているだけで、印象に残るものがあるのかと言われればそのようなものはまったくなかった。ただ、わざわざ乗りつぶしのためにここまで往復するのは大変だし、かと言って遠出のときについでに立ち寄るというのも面倒なので今日は渡りに舟だったかもしれない。往復するのはあっけなかったが、これから時間をかけて家に帰るのは変わらない。とにかく、遠いところだということがよく分かった。